第1話 最初の出会い!中年男と19歳女子大生
第1章 不倫~開眼
<不倫が契機となった目覚め>
それは私が42歳になった頃だった。
きっかけは携帯版出会い系サイト。当時携帯が世に出始めた時代で、それまでの出会い系サイトはもっぱらパソコンが主であったのが、携帯の普及に合わせたかたちでそれが携帯にも波及し始めていた。
その頃の私はと言うと、家庭も仕事も順調、特に仕事においてはこれまで休みは月に1日あればいい方、普段もたいてい日付が変るころまでといった、今でいうところの典型的なブラック企業であったが、私が38歳を迎えた頃、それまでが嘘のように仕事が落ち着き、残業も殆ど無いという安定期に入りだした。
しかしそれがいけなかった。 これまでとあまりにも格差が激しかったことで、私は知らず知らずの内にブラックホールに嵌まり込み、気が付けば社内の既婚女子社員(当時32歳)と道を踏み外してしまったのであった。
つまり不倫なのだが、それについては話の本筋ではないので、ここで触れるつもりはなく、ただそんなことがあったとだけに留めておきたいのだが、要するにその時私は本気になってしまった。いや正確には本気になったと思い込んでしまい、1時は自殺まで考えたほど辛い思いをしたのだが、しかし周囲の助けもあり、その約半年後に妻にも知られることなく何とか解決したのだった。
しかし私にとってのこの1大事件は、私の後半生における生き方・女性観を見直すトリガーにもなったのであった。
この熱病が覚めた後、冷静に振り返ってみれば、不倫相手の彼女には悪いが、決して自分の人生を投げうってでも、1緒になるほどの相手ではなく、単に女に免疫の無かった私が熱病に侵されただけであったことを痛感していた。
(もし今後においても、同じようなことが起きる可能性はゼロではない。もしそうなっても今回のようなことにならないためにも、女に対する免疫をつけておく必要がある) 傍目には、体の良い浮気の大義名分のようにとられるかもしれないが、この時の私は至って真剣であり、もし今後今回のようなことに遭遇したとしても、深みに引きずり込まれてはならない。
そのためには、女の免疫をつけておく必要があるとの決意を胸に刻んだのであった。
その頃の私はと言うと、家庭も仕事も順調、特に仕事においてはこれまで休みは月に1日あればいい方、普段もたいてい日付が変るころまでといった、今でいうところの典型的なブラック企業であったが、私が38歳を迎えた頃、それまでが嘘のように仕事が落ち着き、残業も殆ど無いという安定期に入りだした。
しかしそれがいけなかった。 これまでとあまりにも格差が激しかったことで、私は知らず知らずの内にブラックホールに嵌まり込み、気が付けば社内の既婚女子社員(当時32歳)と道を踏み外してしまったのであった。
つまり不倫なのだが、それについては話の本筋ではないので、ここで触れるつもりはなく、ただそんなことがあったとだけに留めておきたいのだが、要するにその時私は本気になってしまった。いや正確には本気になったと思い込んでしまい、1時は自殺まで考えたほど辛い思いをしたのだが、しかし周囲の助けもあり、その約半年後に妻にも知られることなく何とか解決したのだった。
しかし私にとってのこの1大事件は、私の後半生における生き方・女性観を見直すトリガーにもなったのであった。
この熱病が覚めた後、冷静に振り返ってみれば、不倫相手の彼女には悪いが、決して自分の人生を投げうってでも、1緒になるほどの相手ではなく、単に女に免疫の無かった私が熱病に侵されただけであったことを痛感していた。
(もし今後においても、同じようなことが起きる可能性はゼロではない。もしそうなっても今回のようなことにならないためにも、女に対する免疫をつけておく必要がある) 傍目には、体の良い浮気の大義名分のようにとられるかもしれないが、この時の私は至って真剣であり、もし今後今回のようなことに遭遇したとしても、深みに引きずり込まれてはならない。
そのためには、女の免疫をつけておく必要があるとの決意を胸に刻んだのであった。